NIKON D810

おはようございます
昨日は、カメラマニアが待ちわびた
NIKON D810
の発売日でしたね
1日前から1部の店頭では並んだようで、これまたマニアを興奮させました

いつもは、発売後半年ほどは、初期不良を避け、対応ソフトが出て、評価が落ち着いてから、機材導入をするのですが、
このカメラばかりは
当日の朝にやってきました

”ニコン史上最高画質”を詠うD810

外見の見かけは寸法までほとんど変化が無いのに、ボディも中身も全くの別物になっています
見かけの派手さを全く求めないのは、まじめすぎるくらいに実にニコンらしい

破格の値段で登場したD800は、格上のD4と1DXと比べられる事が多く、どうしても
作りの甘さが気にかかり、メインカメラとして扱われることはありませんでした。

しかし、今回は、前作でイマイチな箇所をことごとく改善。
変わらない外見とは裏腹に、書ききれないほどの変更点があります。

まずは
実践投入出来るよう、半日かけてセットアップします

始めに手に取ってみて、
全体の質感が上がっています
全体しぼ塗装やグリップ、アクセサリーシューの質感まで、細かな作り込み感があります。

ファインダーを覗くと、
ファインダーの見え方が格段に良くなっています
ガラスプリズムのコーティングを変更し、D7100と同じ有機EL表示のファインダーを装備しました。
このファインダーの見え方がプロ機にとっては生命線です。
AFを多く使うようになったとはいえ、見えが悪いファインダーでは撮影するのにストレスばかりが溜まります。
このファインダーならば確実にピントの山が見えます

シャッターを切ると
格段にミラーショックが減り、シャッター音が静かになっています
D800は軽量なボディーに高画素CMOSを積んだ事で、とにかくブレに気を使わなければならないカメラでした。そして、舞台撮影では、劇的に静かな5D3に比べて時代遅れ感のある大きな音のカメラでした。
上質な静かなシャッターになり、画素ブレも少なくなりそうです。

本当のローパスフィルターレス設計になりました
D800Eは高価なローパスフィルターに効果をなくすフィルターを組み合わせるという、実に矛盾で非効率な設計でしたこれでやっとシンプルな構造になる事が出来ました。

色作りも大きく変わりました
今までは良くも悪くも、伝統の”ニコン色”彩度は抑えめでイエローが多めでした
D4sからはっきりと方向変換して、キャノン色に寄った色作りになりました

AFの性能が上がりました


レンズを1台ずつピント微調整をしますが、
迷う事無くピタッと合焦  プラスマイナス補正もごくわずかでした

液晶モニターが奇麗でピントもわかる
新しい液晶モニターはそれ自体が奇麗で、今までの様な黄緑被りもありません。
モニターの色調整も可能になりました。拡大表示ではきちんとピントの山も判るようになりました

D4と同じ設定にして撮り比べると、
大分コントラスト、彩度の高めな設定になっています。


RAW-DATA    Capture NX-D    5000K  ピクチャーコントロール:スタンダード

他にもたくさん改良点がありますが、
カメラに本当に必要な性能をきちんと、大幅に性能を上げてきた事が重要

NIKONは良い仕事をしたと思います

どんどん進む多機能のおかげで、説明書はまるで電話帳
iphoneが出現する以前のガラケー時代の携帯もこんな感じでしたね。

発売当日なので
社外ソフトはまだ何も対応していません

デザー撮影に必要な取り込みソフトは、nikon camera control pro2のみ
raw-dataを現像出来るのもnikon capture NX-Dのみです。

どちらも、小機能で動作が遅く、他のソフトより使い勝手は劣りますが、
もうしばらく順次対応アップデートされるまでは、がまんして工夫して、このソフトでいくしかないですね。

しかし、そんなデメリットをおいてでも
久しぶりに、カメラの更なる進歩と完成を感じられる傑作に出会った気がします

こらから僕の目と手の延長となる、大事な相棒になってくれそうです

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