captureoneが11.1にアップデート。ようやくα7IIIに対応
先日ようやくcaptureoneが11.1にアップデート。ようやくα7IIIに対応してくれましたので、やっと撮影に投入出来るようになりました。α7R IIIの際には、発売日当日には対応済み、という神業でしたが、今回は1ヶ月待たされました。
新レンズ24ー105f4も、ようやくレンズプロファイルが追加に。こちらは6ヶ月待たされましたね。
さらに進化した瞳AFの精度が凄い
sonyミラーレスに移行前はnikon D850をメイン機に使用していました。
D800,D810とAFシステムやファインダーの見え方も進化して、一眼レフカメラとしては、行き着いた感の完成度のD850ですが、画質が進化するほど、1眼レフ機の宿命、ピントの些細なズレが気になってくるわけです。これはもう、レンズキャリブレーションを取ったところで仕方ない。センサー実画面でピント監視をしていないわけですから。
そんなAF技術と画質upのイタチごっこに見切りをつけて、sonyミラーレスに全面移行したのでした。
α9で飛躍して、満を期して発売と同時に導入したα7RIIIですが、画素数が多く、より精度とスピードが必要とされる割に、縦横68%しかカバーしない399点像面位相差センサーと、もっと範囲の少ない425点コントラストセンサーのせいで、以外と-自慢の技術-瞳AFがピントを外すわけですよ。特に、狭い範囲のコントラストセンサーのエリアから出ると、AFは遅くて迷うは、合わせた画像はビンボケだわ、使えない。
1点AFエリアで頑張ってピント合わせしたD850のピントチェックの歩留まり率と、瞳AFで撮影したα7RIIIのピントチェックの歩留まり率は、結局のところ同じくらい、だいたい75〜80%合格、くらいの精度でした。
プロの撮影では、どんなに良い表情が撮れていても、ピントが外れていてはOKカットには出来ません。
ピントの歩留まり率を少しでも下げたくてマウント替えをしたはずなのに。
今度のα7IIIは画素数をそこそこに抑え、α9を上回る、縦横93%をカバーする693点の像面位相差センサーと425点のコントラストセンサーで、画面のほぼ隅々まで正確で早い瞳AFシステムを完成させました。
ピントチェックの歩留まり率は95%と言ったところでしょうか。
このモデルをもって、ようやくストレスフリーなAF革新を体感することが出来ました。
画質を落としたファインダーと背面モニター
残念な所では、コストダウンの為であろう、ELファインダーが236満画素に。背面液晶が92万ドットに。共にスペックダウンしています。α7RIIIと同時使いでは、やはりファインダーの画像がギザギザ見えてしまい、α9やα7RIIIの自然な見え方には叶いません。
カメラマンにはファインダーで覗く世界が命だというのに。
ここはコストカットして欲しくない所。
sony α7III が今後のカメラの指標になる予感
DXOMARKのサイトでは、センサー評価として、α7RIIIがD850と同点数の100点。フルサイズ機トップ。α7IIIは96点で3位(同点数3機種)につけています。
α7IIIでモデル撮影をしていて、不満に思う点は今の所思いつきません。
強いて1つ挙げるならば、小型化しすぎた弊害で、ボタンの配置が人間工学的に理想の位置に設置されていないところです。
毎日何時間もたくさんの小さなボタンをミスなくコントロールしなくてはならないのですから、デザイン優先で操作しにくいボタン配置はストレスがかかるのです。
その点を除けば、今の所、このカメラは素晴らしい相棒で、これから更に新たな作風の撮影にチャレンジできる期待をわかせてくれます。