みなさんこんにちは
なんだか昼のUPが多くなって来ましたね
今日は
オーケストラ!
2010年の公開でしたが、その時に見逃していたのですが、
今回期間限定で再上映があり、無事に見る事が出来ました
旧ソ連時代。ボリショイオーケストラ。
ユダヤの楽団員を守るためソ連の共産党に解雇されてしまった元天才指揮者のアンドレは、今は劇場の清掃夫に成り下がっている。
ひょんな事からフランスシャトレ座からの出演依頼FAXを手にしたアンドレは、昔の楽団仲間を呼び戻し
”偽りのボリショイオーケストラ”としてフランスの公演に向う。
30年前に未完に終った演奏を完就させる為に、、、
とんでもない発想の奇想天外なお話に聞こえますが、
”共産党により、ボリショイオーケストラのユダヤ人楽団員と彼らを擁護したロシア人が大量解雇。”と
”2001年にニセのボリショイオーケストラが香港で演奏”。
と言う本当の話があったそうです。
映画も面白くてヒットし、セザール賞に多部門にノミネートされましたが、獲得出来たのは音楽賞と音響賞でした。
すこし”あり得ない展開”が多すぎるのと、話の展開の見せ方・編集が複雑すぎですね
コメディーだからあり得ない展開はありなのだけど、それがあまりにも多すぎると話の全体がしらけて来てしまう。
重要な核心のストーリー展開一つに絞って(大事な告白があります)、後はもう少しさらりと流しても十分感動出来るのに
特にこの作品の最大の魅せ所(聴かせ所?)、12分にも及ぶラストの”チャイコフスキー、バイオリン協奏曲”は素晴らしかった
セリフの付かない音楽と表情だけの演技で、この映画の話すべてにおとしをつけ、見るものを感動まで持ってゆく。
その、音楽と映像の力は素晴らしいに尽きる
音楽の力、魅せつけてもらいましたっ