グレートビューティー 追憶のローマ

こんにちは
すっかり涼しく、秋の気配になりましたね
ローマが舞台の映画
グレートビューティー 追憶のローマ
鑑賞してきました。

h.p.はこちら

たった1作のヒット小説しか書けなかった小説家、ジェッフは、初老の年まで人生を重ねながらも、毎晩無意味パーティーに身を沈め、明け方に眠る。初恋の相手の死を聞き、筆を折った作家人生に、もう一度取り組もうと想いをめぐらす、、

ローマ映画面白そう!というだけで、何のリサーチも無く見に行ったこの映画、

見終わった感想は、

、、、長い、、、だるい、、、意味が分からん、、、

と言うものでした

しかし、海外の評論家達には、意外に評価が高いそうなんですよ。

イタリア映画として15年ぶりにアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞
その他も色々な賞を受賞し、批評家レビューの支持率も高得点だそうです

確かに、これは現代に蘇った、イタリア映画の巨匠、フェデリコ・フェリーニと言えよう。

25年前、多感な17歳の時に観た、フェリーニの ”道” ”甘い生活” ”8 1/2″の独特な世界観と美しさは、よくわからない映画だったけれども、強烈な印象を残し、8ミリビデオにダビングして、何度も繰り返し観たものでした。

この映画も、これと同じなのだ。

映画館では良くわからなくとも、ローマの遺跡の中で繰り返される現代の怠惰な甘い生活は、記憶の奥深くに印象として、心地よく、沈殿される。

意味があるようで、ないようで、ただ、気持ち良い思い出が深く刻まれる。

ひとの人生を映画にすると、こういうカタチになるのではないか。

この監督は、それを優美に創作し、まとめ上げた、良い仕事をしたのかもしれない。

人生を優美に考えてみたい方、にオススメです

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