ブルーノのしあわせガイド

おはようございます
花粉もほとんど気にならなくなり、外出が楽しい季節になりましたね

イタリアの映画、
ブルーノのしあわせガイド

H.P.はこちら

ローマに暮らす元教師の独身中年男ブルーノは、ゴーストライターや近所の子供の家庭教師をしながら気ままに生きている。あるとき、教え子の母親から息子を半年預かってほしいと頼まれる。しかもその子は15年前に一夜を楽しんだガールフレンドと自分の子供だと告げられる。
父親であることを告げられないブルーノと学校嫌いで反抗期の高校生ルカとの共同生活が始まるーーー。

男の子なら誰でも通過するであろう、あのぶつける場所さえ分からないモヤモヤとしたエネルギー。
親として避けられないであろう、そのエネルギーとの対峙。
自分はまだ親の経験はありませんが、どちらの気持ちもみずみずしく染みてくる良い映画でした
ハリウッド映画に比べて”物足りない”と感じる人もいるようですが、人生において殺人や銃撃戦やカーチェイスなんかは起こらない方が普通で、この映画のようなシリアス感の方が共感できると思います。

邦題とポスターは何かふんわりしたイタリア観光映画の様な印象ですが、内容はかなり異なります。
原題は”SCIALLA!”
若者のスラングで“Take it easy”に近い意味だそうです。沖縄の”なんくるなるさ”みたいなものでしょうか。
現代のローマっ子の日常生活が垣間見れるようで面白いね。今の若者カルチャーは世界中どこでもあまり変わらずに、ヒップホップ文化が浸透しているんだな

4月13日からシネスイッチ銀座で公開中ですので、イタリア好きの方、年頃の子供を持つ方はぜひどうぞ

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