名前の無い女たち

おはようございます
この数日、やっと涼しい風が吹くようになりました
これから一気に秋の装いですね

名前の無い女たち

H.P.はこちら

予告編

年間2万タイトル、1万人の女性が女優として働いていると言われるAV業界。
そのインタビューをまとめた同名のノンフィクションを劇映画化した作品です。

最初に、純粋な男子諸君に言っておきますが、
AVが題材の映画ですが、
そんなに脱ぐシーンは多くありません
保護者の方もご安心ください

単館上映で、自主制作に近い物なので、どうかなーと様子見で見たのですが、
なかなかしったりした出来で、面白かったです

22年間、親の言いなりで、全てに控えめに生きて来たOL純子は、
AVの世界だけではオタクコスプレAV女優として、新たな生きる道を見つける。
不器用だけれども、必死に生きている”普通の女の子”のお話です。

ピンク映画25年のキャリアの佐藤寿保監督の作る、ストーリーや、カメラアングルは、どこにも指摘する所の無い熟練の技を感じさせる。
戸川純を主題歌に起用するセンスも素敵

この内容を、9日間ぶっ続けで撮影して仕上げてしまうバイタリティーと集中力も凄い
街中はほとんどゲリラロケ、32時間連続撮影もあったらしい。

そして、この映画の注目すべき点は、
全ての映像が1眼レフのデジタルカメラEOS7Dで撮影されたことである。

熟練の映画監督も、まさかデジタルカメラで映画を撮影する時代になるとは夢にも見なかったであろう。
しかし、氏は、この新しい技術を取り入れ、使い切った。
発色は美しく、スクリーンサイズにしても美しい絵である。
暗い場面の高感度撮影も良い。
話題のボケ感は美しく、
懸念されるフォーカス送りもバッチリ、シャープなピントであった。

CMOS-CCDを使ったムービー技術。
これからの”あたりまえの機材”になりそうであります

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