冬の小鳥

寒いですね!
すっかり冬の季節になりました。
そんな時期にぴったりの映画、
冬の小鳥
H.P.はこちら


この映画、まず主人公の少女、キム.セロンちゃんのかわいらしさにノックアウトです

この予告編を見て
予告編はこちら

ね、ギュッと来るでしょ?
こんなに良い映画、東京では1館しか上映していないんです

初めての映画館、早く到着したので、入り口をしっかり確認してから、近くのコーヒーショップで時間を待つ事に。
いよいよ時間になり、上映時間きっちりジャストに着くと、
”上映が始まってしまうので、途中入場は出来ません”と無情の返事が
え~~~~~、この時計、電波時計で正確なのよ。1分すら遅れていないジャストタイミングなのに、
だめなのね~~~
で、
日にちを変えて出直しましたよ
こんどは、3分前に到着。
良い映画の噂は広まっているらしく、平日午前なのに、ビッチリ満席でした

9歳の少女時ジニは大好きなお父さんに連れられて、予想もしなく孤児院に入れられてしまいます。
”きっと迎えに来てくれる”と、もう二度と会えない父親をいつまでも待ち続けるジニ。
人生の絶望の毎日から、幼い少女は、自分の運命と向き合い、受け入れる覚悟を決め、
新しい人生を生きて行く道を歩き出します。

この映画が素晴らしいのは、
9歳の孤児ジニは
そのままこの映画の女性監督ウニー.ルコント監督の半生である事。
9歳で韓国で孤児になり、フランスに養子として渡った監督の実体験から生まれたこの映画。
親を無くした孤独な子供の心理描写が、切ない程に上手く描かれているのです。

いつの時代も、子供の育児放棄や虐待の悲しいニュースは尽きる事が無い。
子供は、親を選んで生まれて来る事は出来ない。
どんなに酷い親でも、子供にとっては、かけがえの無い、世の中でたった一人の頼るべき存在の無二の存在なのだ。
自分の命と引き換えにしても、子供の幸せは守るべきである。

この映画は、
派手な爆発は無いし、
銃で人が殺される事が無くても、
心の深くにジンと来る良い映画です。
こういう映画こそ、もっとたくさんの映画館で上映するべきだ。

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